卒業生の声01

OISHI KOHTA

大石 康太

2018年卒
ビュートリアム神戸

「上質なヘアデザインを一人ひとりに」をコンセプトに、顧客が理想とするスタイルを柔軟に提案するビュートリアム神戸。神戸旧居留地に位置する開放的な空間で、大石は顧客の想いに耳を傾ける。スタイリストとして独り立ちしてから、3年。幾度の挫折を経て、大好きなカットを仕事にできている今に、たしかな充足を感じている。

「スタイリスト」の名に
恥じないように

京美時代、先生と就職の相談をしていたとき、「カットの技術が高いところがいいなぁ」と話していました。スタイル雑誌を見て「すごい!」と思ったのが、ほぼ全部ビュートリアムだったので、最初からここしか見てなかったです。
ほんとに運よく入社できて、毎日マイペースに働かせてもらっています。ビュートリアムのスタイリストはみんな、基本できないことはないです。だから、お客さんからどんなスタイルを要望されてもOK。

僕自身は、切る前のカウンセリングをきっちりやるよう心掛けています。「なんでそうしたいのか」とか「何が嫌なのか」とか。どういうスタイルが嫌なのかわかれば、「たぶんこういうのも嫌で、逆にこれなら大丈夫」ということもわかるので。寄り添う感覚を大事にします。僕たちの仕事はただ切るわけではないですから。極端にいうとカットもカラーも誰でもできるけど、僕らは「スタイリスト」。それでお金をいただいているということは、金額に見合ったクオリティーに仕上げないとプロとは言えません。

まだまだ未熟者ですが、現在にいたるまで僕は何度も挫折してます笑。スタイリストになる前のアシスタントのころは、コロナ禍と重なってしまって。なにもできない時間が続いて、夢を諦めようかと思ったこともありました。そんなとき思い出されたのは、京美時代の恩師や、職場の先輩や上司の顔。こんなにいい環境で働かせてもらっている。恩や感謝があるので、とりあえず「スタイリストになる!」って決めて迷わず進みました。ある種、開き直りですね笑。でも、それが今に繋がっています。

独り立ちした今は、純粋に人の役に立ちたい。「この人に切ってもらいたい」と思っていただいたり、お店からも頼りにされたり。自分のことを必要としてくれることに、すっごく喜びを感じますから。